今年のブルベ2本目は600km 機材編

BRM104国東600㎞ 遥かなる瀬戸内海 西から東へ〜機材編〜


〜おことわり〜
今回の記事はブルベ600㎞に関して書いていますが、当店の主だった顧客層はエントリーユーザーが多く、決してロングライドジャンキーが集うガチなショップではありません。
最初はだれも初心者ですが自転車趣味の世界に入ってロングライドの楽しみを感じ、ステップアップしていった先にこんな世界があるんだなぐらいに見ていただけると幸いです。
ブルベを走りたい人には入りやすいよう一緒に入り口には立ちますが無理に勧めは致しません、これはあくまでグラベルツーリングや温泉ロングライドなどとならんで店主の趣味であります。
(ひそかに今年はグルメライドを頑張りたいと思ってる店主です)



元旦の大阪200㎞の次はオダックス近畿神戸班の大分国東発―神戸ポートタワー着の600㎞ブルベに参加してきました。
流石に600㎞となるといろんな出来事がありましたので機材編・ライド編・反省編の3っつに分けて書いていきたいと思います。

初回は機材編から


〜車体及び全体について〜
今回の旅で選んだバイクはCASATIやTommasiniを輸入しているアクションスポーツさんが手ごろな価格でスティールフレームの良さを知ってもらおうと企画製造してるCalamitaというブランドのDue+(デュープラス)というモデルです。
カラミータ・メーカーウェブサイト
(期間限定でウチのカラミータがトップページ写真になってますね、場所は万灯呂山展望台)

(スタート地点・大分県国東市竹田津港)



今回カラミータを選んだ理由は
1)乗り心地がソフトで長時間走行でも体へのダメージが少ない
  (自分のスタイルでは、これ最重要)
2)スタート地点まで新幹線&フェリー輪行で行動する、またコース途中の
  フェリー移動も輪行が推奨されているので輪行時キズがついても平気で
  いられる自転車(高価でないもの)がいい
3)当店の試乗車なので用意するのにコスト掛からない(笑)

つまり、安くて乗り心地良くてロングライド向きってことです!

シマノSORAで構成された完成車ですが、コンポーネントは手持ちの5800系105に換装し、これまた手持ちのDT SWISSのRR440&SAPIM CX-RAYの手組ホイール、タイヤはコンチネンタルGP4000s 25c ハンドルはDEDA ZERO100アルミハンドル、サドルはリッチーClassic Saddle、などに変更、元来快適な乗り心地のバイクをさらに快適に走れるようにな構成に変更、それにブルベらしい装備としてはキューシート台、明るいライト(CATEYE VOLT800 2灯)ランタイムの長い乾電池式のテールライト、ベル・ホーンを装備しました。


〜ハンドル回り〜
まずハンドル回りには自作可倒式キューシート台と夜間キューシートを確認するための照明、電子ホーン・ヘッドライトなどを用意しましたが、GPSマップで事足りる現在、補助的なキューシートのために大袈裟な装備は必要ないなというのが実感でした(去年の200㎞全般雨の中でGPS故障という経験からキューシート重視でしたが、もっと補助的に使っていいなというのが今回の反省点)もっと短いディスタンスでキューシート主体でオリエンテーリングを楽しむ感覚ならばっちりだったけど、今回の距離だとハンドルまわりはもっとシンプルに軽く構成したほうが良かったな。

防寒にはBARMITTSのハンドルカバーを使用しています、真冬の夜でも薄手グローブでいられる強力アイテム、これは旧モデルですが新型は下ハンも持てるようになっています。
また、STIレバーはハンドルカバーに隠れて見えませんが、安楽ポジションとなっています。





〜ホイール・タイヤ〜
ホイールはDT SWISS RR440の32Hをタンジェントで組んだオーソドックスなもの、カラミータ純正も同じく32hタンジェントの手組ホイールなのですが、ウェルドジョイントのリムやエアロとバテッドを組み合わせたスポーク、カンパのハブなど車輪を構成するハブ・スポーク・リムのグレードアップとトラブルに強い小細工を施した組み立ては抜かりなくやっています。
あわせるタイヤはコンチネンタルのグランプリ4000SⅡ 25c、このタイヤ、レース用タイヤに属すると思うのですが25cの表記で実際は28㎜近い幅がありパンクもしにくい、エアボリュームを利してやや低圧で運用すると乗り心地もよくなるのでクリンチャータイヤでは一押しです。
レースで使いたいという方にはやはり完組がお勧めですが、ブルべ用やロングライド用途においては手組という選択肢も積極的に考えていいと思います、手組に興味がおありの方はぜひご相談ください。






〜パッキング〜
カラミータで超ロングライドをするうえで一番の重要になる部分は荷物の積載方法になってくると思います。
通常ランドナーなど荷物を積む設計の自転車というのは頑丈で重いフレームで作られますがロードバイクはそういう設計ではありません、まして『クロモリらしいしなやかさ』を前面に押し出した設計のカラミータはあえて剛性を低く調整している部分があります、そういうバイクで前後のバッグに過剰に積載するとどうしても横剛性不足で特に上り坂でしんどい思いをすることになります。
そこで補修工具など最も重いものはダウンチューブ下にバンド取り付けのボトルケージ台座を取り付けツール缶で携行、通常位置のボトル取り付けは諦めて前三角内全体を利用するフレームバッグに主だった重量物を積載、サドル後部のシートパックドライバッグには衣類など軽量なものを収納してマスの集中化に配慮、装備状態の重量の割に取り回しやすく仕上げています。
使用バッグ)
フロント:トピーク コンパクトハンドルバーバッグ
ステム:ブラックバーン アウトポストキャリーオール
トップチューブ:リストラップ トップチューブバッグ
フレームバッグ:ブラックバーンアウトポストフレームバッグM
サドルバッグ:ブラックバーン アウトポストエリート ユニバーサルシートパック&ドライバッグ

一番ベストなのは状況をしっかり予測して最も無駄のない最小限の装備で走ることですが、どうしても荷物が増える場合はマスの集中化を考えるといいでしょう、特にカラミータのようなバイクに荷物を積載するときは『バランス的に無理をさせない』配慮が必要になってきます。






〜灯火類〜
今回のコースの特性として、『オーバーナイトで走り切る』という選択肢が現実的と思われるコース設定だったのでそれを想定してVOLT800 2灯x予備バッテリー2個を用意しました。初日のナイトランで13時間、2回目の夜で6時間、合計19時間、予備バッテリに切り替えたら使ったバッテリーはモバイルバッテリーで充電する作戦です。

尾灯用には乾電池式のランタイムの長いもの車体に2灯、ヘルメットに1灯で合計3灯。







サイクルコンピューターGPSマップ〜
積算距離を読みキューシートと照らし合わせる、現在の走行状態と平均速度を表示するのはGARMIN EDGE500、GPSマップに進路を表示させるのはGARMIN EDGE520と2つのサイコンを使用しています、600㎞の長丁場(今回約34時間)になると内蔵バッテリーでは底をつくので2つともモバイルバッテリーで常時給電してバックライトも常時点灯させて使いました。
また、2台持つことでログ取得も2台で取れるのでトラブル時の保険になります。






〜サドル・ペダル〜
ロングライドで注目されるパーツといえばサドル、当店もSELLE ANATOMICAなどブルベの定番サドルを扱っていますしそれにしようかと思いましたが、今回のバイクを組むにあたって最近お尻の相性がいいと感じているRitchey Classic Saddleを無難にチョイスしました。

サドルおなじく自転車と体が接する部分のペダルにはシマノのPD-T420(クリッカー)を改造して使用、初心者向きで弱めに設定されたリターンスプリングをPD-M520のものに交換してしっかりキャッチできるように、そしてフラット面にはスパイクピンを打ち込んであります。またPD-T420はしっかりしたペダルリフレクターが装備されているのも今回選んだ理由の一つ、ナイトランでも自転車がそこにいることをアピールしやすいと思います。






〜修理道具・資材〜
これといって特別なものはあまりなく、チューブ1本、パッチ数枚、タイヤブート、チェーン交換の時に余った数コマを取っておいて持参、アンプルピン2本、ミッシングリンク1個、ケブラー製の非常用スポーク、あっ今回特別に持参したのはクリート固定用の予備ボルト、これはスタートまでの輪行時にクリートを外して移動したから万一無くした時のために予備で持参しました。


機材編はこんなところかな、次回はライド編です。