冬の自転車
冬は寒い!
僕は寒いのは苦手です。
でも、自転車は基本アウトドアですから外に行かなあきません
ずうっと北風に吹かれて河原の自転車道なんて
寒がりにはたまりませんので坂道を上ります。
坂道を上ると帰りは下るのでまた寒い。
で、上りで汗をかいて下りは冷や汗をかく(笑)MTBばっかりになるわけですが
MTBだと遠くに行く気になれない。
というわけで、MTBじゃない冬の自転車を作りました。
ベースモデルは2014 ARAYA MuddyFox CX
フラットバーシクロとでも申しましょうかそんな自転車です。
75000円の価格でインテグラルヘッドのクロモリフレームにカーボンフォーク
BB・ハブなど目立たないけど重要な回転部も含めすべてシマノでまとめている
ARAYAらしい手堅くお得感のあるモデルです。
で、これを素材に調理してこうなります
オフロード向けドロップバーに交換し、タイヤはシクロチューブレスのIRCシラクCX
ホイールはチューブレスが使えるWH-RS61
コンポはSORAトリプルと590系Deoreで1:1以下のギア比を備える
『ダートな峠もドンと来い』仕様なドコデモ自転車
何でもできる奴は何かが得意な奴には敵わない、と常々思っていますけど
状況変化の激しい所では何でもできる奴じゃないと諦めるしかない
ということもあるわけで、そんなシーンで使えるやつを作ろう(しかも安く)ってワケです。
ハンドルはDixnaのバンディーハンドル、ドロップが極端に小さく
下ハン部分はフレア形状で幅広なのでダートで扱いやすいです。
ホイール、タイヤはチューブレス仕様、32cとか35cでダートで調子に乗ると
たちまちリム打ちしますけどチューブレスなら大丈夫。
ロードより低圧で使うシクロタイヤなのでチューブレスの転がり抵抗の少なさも
大きなメリットに感じられます。
クランクはSORAトリプル、アウターリングは要らない自転車なのでバッシュガードに変更
ミドルリングは9s時代6500系Ultegraトリプル用の42Tに変更
カセットは11-34T、これに9sDeoreのシャドーRD
コイツは10sまでのSTIにシンクロするMTB用RDとなります。
ペダルはPD-T420、くりっかぁーなんてキャッチーな名前の通り初心者に優しい
『外しやすいSPDペダル』ですが、そのままだと心もとないので
固定スプリングを『普通のSPD』のモノに交換して『がっちり固定』に改造
樹脂製のフラット面にはタップ立てとエポキシ接着剤を併用して
スパイクピンを設置、『優しくない雰囲気のくりっかぁー』の出来上がり。
これ林道の上りから登山道の下りまで非常に好都合なペダルだけど作るの大変
PD-M324で良かったんじゃないだろか?と作ってから思った。
この自転車は冬の峠ツーリングとか
トンネル開通で廃道になってるかもしれない旧峠探索とかに最適
ちょっと腕があればシングルトラックも大丈夫
もちろん手軽な輪行もOK。
いろんなコダワリ詰め込んでもベースとパーツが安いので16万ぐらい
元のホイールとコンポを使ってやったら10万でお釣りがくるでしょう。
所有欲を満たしてくれる存在ではないけど、乗ってて楽しいっていいですね。