Ragazzi blog

サイクルショップ Bicycle Ragazzi のブログ

後厄とヒーロー

今年は後厄なムトウです。
同年の有名人ではウド鈴木さん、岡村隆史さん、城島茂さん、バカボンのパパさんなどがおられます。
小学生のとき自分の父親と同年代だったバカボンのパパさんと僕が同い年になったとは・・・
にわかに信じがたいです。



小学生の頃といえば毎日、川か山に出かけていました。
釣りキチ三平が大人気だった頃、クラスの男子の半数は三平気分で下水道の整備されていなかったどぶ川でフナ釣りをしてました
また、近くにモトクロスバイクが走れるコースがあったので、ままちゃりでモトクロスの真似事をするかフナ釣りを繰り返す毎日
MTBを模したJrマウンテンどころか本物のMTBも量産はされていなかった頃、ままちゃりDeオフロードに何の疑問も感じず走っては転びを繰り返しておりました。



そんなある日のこと、クラスメイトの一人が三角巾で腕を首から吊り下げて登校してきました
「どうした?」みんな興味深々彼に聞きます
彼は精一杯カッコよく言い放ちました


「モトクロ」


“ロ”の発音は少し巻き舌で発音してください。雰囲気が出ますから


そのときは「なんてヤツだ!どこまで攻めてんだ!」「俺もそこまで攻めてみたいぜ!」と思いましたね(※注 小学生の頃のハナシですよ)
みなも同じ思いだったのでしょう、一線を越え骨折した彼は一躍ヒーローでした。
ちなみに数ヵ月後、転倒して自転車ごと4m落下、そして気絶、という形で私の夢はカッコ悪く実現いたしました。



あれから30余年、自転車は進化し、サスペンションやワイドな変速ギア、グリップのいいタイヤを手に入れ飛躍的に性能が上がりました。


が、やっぱり転ぶ乗り物である事は変わりません。



昨日の休日もMTBで山に入っていました。
目をつけていたトレール、広葉樹の森でいい気分でした。



“コンッ”という音と手に伝わる衝撃
ハンドルは一瞬で左にいっぱいに切られ、車体は右に傾き
その挙動を感じると同時に進行方向のわずかに右の前方へ体が自転車から射出されました。



初めての細いトレール、路面に注意が集中し左側の細い木に気づくのが遅れハンドルの端を引っ掛けてDive! Hahahaha-




小学生なら翌日学校で披露する“自慢のエピソード”ですが、今はもうバカボンパパと同い年ですからね
大人しく同じミスをしにくいようちゃんと自転車に対策を施してから“また行こう”と思います。